アジの栄養価と薬効

Posted by admin on 11月 7, 2009

栄養と薬効
トゲトゲの 「ゼイゴ (ゼンゴ)」 のウロコがあるのが特徴。学問的には稜鱗(りょうりん)と呼ばれます。日本周辺沿岸に広く回遊し、量的に多くとれるのはマアジ・ムロアジです。最近では養殖物も多く出回っています。
あじは、さっぱりとした夏の味としてそのおいしさは折り紙つき。おいしさの秘密は、適度な脂肪に、グルタミン酸、イノシン酸といったアミノ酸=うま味成分がたっぷり含まれているからです。
栄養的な特徴は、今、話題の脳梗塞や心筋梗塞といった血管の病気に有効に働くEPA、脳を活性化させるDHA、最近増加している骨租紫症の改善に大切なカルシウ
ム、ビタミンA・B2・E、タウリン、カリウムなどが豊富なことは魅力です。
わけでも、EPA (エイコサペンタエン酸) の働きには注目すべきものがあります。
それは、血管を広げ、血液の流れを復活させてくれる効用です。同じ姿勢を長時間続
けたり、素早く動く画面を見続けたりするなど、OA機器での作業は血液の流れを悪くします。症状としては肩がこったり、目が充血したり、頭痛や不眠のもとになることもあります。そうした症状を防ぎ、改善して、働く現代人を応援する栄養素といえるでしょう。
血圧やコレステロールを下げるタウリンの相乗効果も期待できます。さて、このEPAやDHAは不飽和脂肪酸に含まれています。つまり、あじの脂肪に存在するわけです。脂肪は酸化しやすい成分ですから要注意。
EPA&DHAをたっぷりとるには、いかに新鮮で脂ののったものを選ぶかです。
調理のポイント
店頭で流通しているものは、「マアジ」がほとんどですが、小さめのあじが人手できたら、丸ごと唐揚げして南蛮漬けにすると、おいしいまま1週間保存できます。中型ならおろしてから刺し身や揚げものに。その際、おろしたときに出る骨も捨てずに、しょうがじょうゆに漬けてから揚げると、カルシウムたっぷりの骨せんべいとして活用できます。
魚臭さがいやという人は、トマト味で煮込むといいでしょう。トマトの酸味が生臭さを抑えてくれます。
選び方と保存
最もよく出回るのは「マアジ」 で、夏から秋にかけてが旬。高級魚の 「シマアジ」は夏。あじの特徴ともいえるゼイゴがしっかりついていて、腹のあたりが丸く高く盛り上がっているものが薬効高い印です。目が澄んでいるもの、ヒレやエラがピンとはっているものが新鮮です。
効果的な組み合わせ
EPA・DHAは酸化しやすい不飽和脂肪酸の成分です。新鮮なことが条件ですが組み合わせでも酸化を防ぐ配慮が必要です。β-カロチン・ビタミンC・Eが酸化を防ぐ成分です。カルシウムにはクエン酸を組み合わせます。